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保育士、元幼稚園教諭、主任で頑張る、筋トレ、ポジティブ、読書、パワハラ対処など書いていきます😁

実習生累計200人以上と関わった保育士の実習の教科書③実習記録

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今回は実習記録について書いていきたいと思います。

この実習記録も実習生の中で大きな悩みの一つ!

記録を終えた次の日に何時までかかったと聞くと

「朝の3時までかかりました・・・」

「寝ていません・・・」

なんてことも。

書き方は養成学校や書籍などで習います。

ただ本当に書くことは実習が初めての経験も・・・。

そんな中で実習記録を担任が見る3つのポイントを書いていきます。

 

1,本日のねらいは適切か?

実習記録の上にまず書くところがありますね。

本日のねらい!

まず私はここを見ます。

どんな思いで保育をしたのかな?どんなところを学びたいのかな?先生について?子どもについて?

このねらいで実習記録の方向が決ります。

つまり、そのねらいを元に記録では、子どもの姿、保育者の動き、考察や反省に書いていきます。

ぱっと見たときにそのねらいと記録がバッチリ合っているかを確認します。

実習生の思いがないねらいはすぐに分かります。

現役の保育者も、日常でもそうですが特に研究保育などでは本日の保育のねらいは死ぬ気で守ります。少し大袈裟ですが、ねらいというものはそれくらい保育者の思いが入っています。

まずはねらいを決め、ねらいを忘れないように保育をしてみてください。

2,考察や反省が感想になっていないかな?

考察書けますか?

これがなかなか書けない・・・。

姿をそのまま書いてしまったり、現象のみを書くだけだったり、考察が感想になってしまったり・・・。

難しいですよね。

よく分かる記事がありますのでこちらをどうぞ。

考察とは、

この記事が参考になります。

私なりに実習生に話すときは

実習生が何を感じたか、そこから何を学んだか、これからどうするかということを意識して書いてみてください。

どんな小さなことでも良いので、担任は実習生の少しでも成長しようとしている姿が見たいのです。

何より一番ワクワクしたことを書いて、子どもの成長や遊びの過程を記録して自分の思いも乗せると考察になります。

実習のワクワクを探してみてくださいね。

 

3,子どもとのかかわりをしていく中で何を感じたか?

たくさん遊ぶ実習生は好感が持てます。それだけで十分ですが更に!

子どもとのかかわりを深掘りしてみましょう。

遊びながら

(何を考えているなのかな?)(よく手が出るけど、どうしてかな?)(先生をよく求めるけど、理由は何が原因かな?)

など現象面だけにとらわれず、原因や心の中を探ってみるということが大切です。

幼児理解に繋がりますし、見ようとする力が養われます。それが自然と持っている人もいますが、意識的に繰り返すことでパワーアップしていきますので、ぜひ知ろうとする気持ちを持って取り組んでもらいたいと思います。

最後に

実習記録は大変です(笑)

実際、現場の先生が毎日書いているかというとあの量を毎日は書いていません。

ただ、頭の中に保育を組み立て、日々の保育をしていきます。

そのためには自分で記録を書いていき、見える化をしていく必要がある訳です。記録を書いていくうちに、子どもの内面が見えてきたり、自分の保育を顧みたりすることができる訳です。

実習記録は一見無駄に見えますが、保育を見える化して、次に活かす保育の手段だと思います。

大変ですが、子どもと真剣に向き合える保育者になれんだと思って頑張ってください!

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